情報理論の基礎(情報量・エントロピー・符号化など)を視覚的・体験的に学ぶ
本システムは、情報理論の概念を視覚的・体験的に理解することを目的としていますが、各項目の詳細な解説は十分でないほか、厳密な正確性も確保していません。より深い理解のためには、専門の教科書を読まれることをおすすめします。その前提をご理解の上で、大学や専門学校などにおける授業の演習や宿題としての利用も歓迎します。なお作成者および所属は、このシステムに関する一切の責任を負いません。
以下の各ツールでは、情報理論の基礎をステップバイステップで学べるようにしています。 まず「情報量」で個々の事象の珍しさと情報量の関係を、「符号化の基礎」で情報源の文字(記号)に0と1の符号を割り当てる方法を学びます。 さらに「エントロピー」で情報源全体の平均情報量を把握し、効率的な符号化の限界について学びます。 これらの基本的な「ハフマン符号」で具体的なデータ圧縮方法を、「ハミング符号」で通信エラーの検出・訂正の仕組みをそれぞれ、マウスで操作しながら視覚的に理解します。 その上で、「通信全体の流れ」で実際に符号がどのようにメッセージ伝達に利用されるかをシミュレートします。 最後に「通信路容量と伝送速度」で、雑音のある通信路で誤りなしに伝送できる情報量の理論的な限界について学びます。
情報源の文字(アルファベットの記号など)に、0と1からなる符号(ビット列)を割り当てる基本的な考え方を学びます。 各文字の出現確率と割り当てた符号から、語頭符号の条件や平均符号長などを確認します。
符号化の基礎を学ぶ出現頻度に基づいた可変長符号化方式で、データ圧縮に広く用いられます。 文字の出現回数からハフマン木を段階的に構築し、符号化と圧縮率を確認します。
誤り検出訂正符号の一つで、1ビットの誤りを訂正できます。データ伝送の信頼性を確保します。 データの符号化、エラー注入、検出・訂正、復号の過程を追います。
ハフマン符号とハミング符号の知識を活かして、実際のテキストメッセージがどのように符号化され、ノイズのある通信路を経て受信・復号されるかをシミュレートします。これにより、通信における全体的な流れを理解します。
通信路符号化定理(シャノンの第二定理)を実践的に理解します。 2元対称通信路において、通信路容量と符号の伝送速度の関係が通信の信頼性にどう影響するかを観察します。
各ビジュアライザーやシミュレーター内の説明(「処理の詳細説明」や「行列・数学的背景」タブなど)も参照しながら、 内部でどのような計算や処理が行われているのかを理解を深めてみてください。 様々なデータを入力し、設定を変更して結果がどのように変わるか試すことで、より実践的な知識が身につきます。 まずは個々の符号化方式を理解し、その後に通信全体の流れをシミュレーションで確認するのが効果的です。
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このシステムは Gemini (Google) および Claude (Anthropic) を使用しながら作成しました。
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静岡県立大学経営情報学部 小田紘久 (Hirohisa Oda, University of Shizuoka)
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